みなさん、こんにちは!
株式会社WB商事で事務員をしている、五十嵐はるかです!
ホワイトボードに書き込む際に誤って油性ペンで書き込んでしまったことはありますか。
気付いた時にはすでに遅し、文字が消えず頭を抱えてしまった、という方も多いようです。
今回は「ホワイトボードに油性ペンで書き込んでしまったときにきれいに消す方法」です。
よし、年度末恒例の個人面談を始めようか。よろしくね。
はい!よろしくお願いします!
まずは連絡事項から。実は当社は来年度からね・・・
(サラサラとホワイトボードに書き込み始める)
ああ!部長!!それ、油性ペンじゃ・・・
うわあ!!本当だ!!
も〜誰だよ!こんなとこに油性ペン置いといたのは!!
・・・・・あ!私だ!
さっき、そこのカレンダーに油性ペンで予定を書いて、
それをホワイトボードのすぐそばに置いてしまいました・・・
・・・すみません。
なんだ、五十嵐クンだったのか・・・
・・・まぁ、いいよ。消えれば問題ないからね。
(ゴシゴシ)ああ、油性ペンだとやっぱ消えないか・・・。
も、申し訳ございません・・・
うーん、洗剤とかで消すしかないのかな・・・
今から総務課さんに行って相談してくる。
ちょっと待っててね。(かけ足で会議室を出る)
ああ、すみませ〜ん!
まずいなぁ。新品のホワイトボードなのに・・・
やってしまわれたな。はるか殿。
ああ、お侍さん!
今ね、油性ペンで・・・
説明はいらんぞ。状況を見れば一目瞭然じゃからな。
部長が帰ってくるまでにササッと対処せねばな。
誤って油性ペンで書き込んでしまった跡をきれいに消す方法、
早速、見て行こう!
レッツゴー!
ホワイトボードに油性ペンで書き込んでしまったときにきれいに消す方法
一般的な油性ペンとホワイトボードマーカーの違い
ホワイトボードマーカーのインクは水性でなく、実は油性のものが多いんです。
一般的な油性ペンとホワイトボードマーカーの違いはインクの構成成分にあります。
実はホワイトボードマーカーにのみ「剥離剤」という成分が含まれているんです。
剥離剤はホワイトボード表面と、文字や線として目に見える「着色層」の間に
透明な「剥離層」を形成し、ボード板面に着色層が定着してしまうことを防いでいます。
その為、イレイザー(ホワイトボード消し)などでこすると文字や線として目に見えている
着色層が除去されて文字や線が消える、という仕組みなんですね。
1.筆記直後の成分の状態です。
2.まずは溶剤が揮発していきます。
3.次に着色層と剥離層に分かれてきます。
4.表面をこすると着色層が除去され文字が消えます。
(※実際の剥離層は透明なので目に見えません。)
油性ペンの書き込み跡を簡単に消す方法
前述の剥離層の仕組みは一般的な油性ペンで書き込んでしまった場合も応用できます。
油性ペンで書き込んでしまった箇所をお手持ちのホワイトボードマーカーで上塗りします。
するとホワイトボードマーカーの剥離剤の成分が油性ペンで書き込んだ部分に加わり、
前述の剥離層が形成され、油性ペンの着色層が浮き上がります。
あとはいつも通りにイレイザー(ホワイトボード消し)を使って消してみましょう。
通常のホワイトボードマーカーで書き込んだ場合と同様に消すことができるはずです。
この方法は非常に簡単ですので、ぜひお試しください。
注意事項
- シンナー
- 除光液
- 洗剤(酸性・アルカリ性・合成)
- ベンジン
- パーツクリーナー(油落とし)
- 染み抜き剤
- メラミンスポンジ
- クレンザー
こういった物でボード表面を拭けば綺麗に消える、と紹介している他サイトがあります。
たしかに洗浄力が非常に強い洗剤や他の物質を溶かす性質を持つ有機溶剤で拭けば、
油性ペンで書いた文字・線は消えるでしょうが、ホワイトボード表面が激しく傷つき、
その後のホワイトボードの使用に大きな悪影響を及ぼす可能性が非常に高いです。
書き消しがほとんど、あるいは全くできなくなってしまうことも考えられます。
汚れが落ちても、ホワイトボードが使えなくなってしまっては意味がありません。
こういった物で表面を拭いたり、こすったりすることは絶対に止めましょう。
よーし、油性ペンで書き込んでしまった場所をもう一度、
ホワイトボードマーカーでなぞった後に消してみてくれ。
わかったわ!カキカキ、ゴシゴシ・・・
あ、本当に消えたわ!すごく助かったわ!ありがとう!
子供ではないのだから今度から使いおわった物は
しっかりと元の場所に戻すのでござるぞ!
はーい・・・
今回のまとめ
ホワイトボードに油性ペンで書き込んでしまった場合、
- 書き込んでしまった箇所をホワイトボードマーカーで上塗りし、その後に消す。
上記のご対応を行っていただくことで油性ペンの文字・線を消すことができます。
洗剤や有機溶剤、メラミンスポンジ等のご使用は板面を傷付けます、絶対にやめてください。
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